個別株投資を始めると、知っている企業の株価を色々調べてみたくなりました。
ふと、大学院生時代に(確か2007年の夏)インターンでお世話になった「ワークスアプリケーションズ」という企業の株価がどうなっているかを調べてみました。結果は・・まさかの債務超過で上場廃止。どうやら、ソフト立ち上げへの投資過剰によるもののようです。
この会社はERPソフトの会社で、「クリティカルワーカー」を求める、という名のもと、夏休みに3週間のインターンを、1万円の日給付きでやっていました。教材としてプログラミングを利用しているものの、「ゼロベース」「なぜなに思考」等の発想力を試すインターンで、なかなか頭を使って疲れましたが、大学院で文献や論文ばかり読んでいた僕には新鮮で面白かった記憶があります。
ちゃんとしたERPソフトならば、無理やりSAPを導入して会計処理が無茶苦茶になっている当社にも導入してほしいぐらいでした。
インターンの成績優秀者には、「卒業後3年以内ならばいつでも入社できる権利」を与える等、なかなかユニークな試みをしている、当時は勢いのある企業でしたので、上場廃止、というのはなかなか衝撃的でした
(社長は「クリティカルワーカーの仕事力」という本も出していて、最近まで僕の本棚にも残っていました)。
僕は、インターンの成績は優秀でなかったので入社の権利はもらえませんでした。当時は悔しかった記憶がありましたが、今の状況を見ると、どんな勢いのある企業もずっと好調であるわけではなく、企業によりかかるのは危険、というのを改めて感じさせられました。